音の強さは、波の振幅の大きさによって決まり、振幅幅が大きいほど、音も強く(大きく)なります。
この音の強さを表す単位として、dB(デシベル)があります。
dBとは、ある基準値に対して何倍(何分の1)なのかを、「対数」を用いて表現する為の単位です。
デシは10分の1という意味、ベルは電話機を発明したグラハム・ベルの名前が由来となっています。
数量を表す単位(例えば、10Kg、5cm、3秒、1個など)とは意味が異なるので注意が必要ですね。
一言で言ってしまうと、20dBという音の大きさは、基準となる音(人間が聞くことができる最小の音の大きさ)に対して10倍の強さとなります。更に40dB、60dBなら以下のようになります。
・40dBならば100倍(40dB-20dB=20dBなので、20dBの10倍の強さ)の音
・60dBならば1000倍(60dB-40dB=20dBなので、40dBの10倍の強さ)の音
しかし、実際の人間の耳では、音の大きさが20dBから40dBに変わっても、10倍ではなく2倍になった程度にしか感じないそうで、この人間の聴力を感覚的に表すのに適したのがデシベルという単位だともいえます。
一般的には、40dB〜50dB位までが許容できる音レベルで、60dBを超えると多くの人が騒音、不快と感じるようです。ちなみに身近なもので言うと、怒鳴り声や地下鉄車内の音が90dB程度、テレビや普通の話し声が60dB程度、ささやき声や静かなオフィス内が40dB程度とのことです。
正確な