例えば、深夜に帰宅したり、朝早い方が家族にいるご家庭では、家族の生活時間が異なります。
その為、互いの時間や空間(食事、睡眠、くつろぐ為のスペース)を邪魔しないように、ある程度お互いの生活空間を分ける間取りが良いでしょう。
そういった意味では、2LDKよりも3DKを選択した方が、
「気兼ねなく自分の生活時間に合わせて食事ができる」
「料理や皿洗いの音がリビングへ伝わらない」
などのメリットがあり、家族間でのストレスが緩和される可能性が高くなるかもしれませんね。
考え事や読書、勉強などをしたいときにも、幾つかの部屋に区切られている方が良いというお話も聞いたことがあります。でも、喧嘩しても同じ部屋に居ることで、早く仲直りできるというご意見の方もいらっしゃいますね。私は一人になりたい派ですが。。。
LDKは、居間とキッチンが同じ部屋(区切りのない空間)になっています。
その為、お母さんが料理をしている時に、お父さんはソファでくつろぎ、子供はテレビを見ているという別々の行動をしていたとしても、同じ部屋(空間)に居ることが可能です。
つまり、みんなが同じ空間で過ごせることで、お互いに何をしているかを確認できることになり、安心して過ごせるという点が大きなメリットではないかと思います。特に小さなお子さんがいらっしゃるお母さんにとっては、このメリットは非常に大きいのではないでしょうか。
LDKと表記されていても8畳程度の大きさだったりすると、テレビを見ている真横で料理や皿洗いが行われるような感覚になります。
結局、DKに無理やりテレビとソファを置いているだけで狭苦しく、なんだか落ち着かない空間になってしまうというのも嫌ですよね。私自身が以前暮らしていた部屋は、まさにこのタイプの間取りで、ようやく仕事から帰ってくつろいでテレビを見ているのに、それが皿洗いの水の音でかき消されたりすると、多少ストレスに感じました。LDKを選ぶなら、とにかくある程度広い部屋をお勧めします。
また、なかには部屋の形が正方形や長方形ではないタイプの物件も少なくありません。
クローゼットや階段などがリビングの一部を占有していて、変わった形をしているものもあります。分かりやすいのは、L字型になっている部屋でしょうか。
このような部屋を選ぶ場合は、風の通り道があるのか、エアコンの設置箇所が適切か、ということに配慮すべきです。
また、家具をどこにどのように配置してどのような生活空間を創るのかも想定しておくべきです。
これも私自身の体験談ですが、長方形などでない部屋(L字型、台形、三角形などの部屋)では、一部にだけ温まった(冷えた)空気が留まってしまいがちで、生活スペースの場所によっては、エアコンを非常に強くしなければならず、電気代がものすごく高くなってしまいます。当然、部屋全体の空気も循環せず、匂いがこもって抜けませんでした。