不動産会社と聞くと、「気軽に入りにくい」「怖い」といったイメージを持って悪い不動産会社に出会ってしまったらどうしようと心配されている方もいらっしゃるかもしれません。
■不動産会社の運営するホームページ(サイト)を確認する
不動産会社のホームページ(サイト)の情報量、扱っているマンションやアパートの種類、担当エリアを確認しましょう。もしもあなたが物件を探す時間に余裕を持っているのであれば、定期的に同じ不動産会社のホームページを確認し、更新頻度(空き部屋情報の入れ替え頻度)もチェックしましょう。
更新頻度が多かったり、各物件にそれぞれコメントを付けているなど、ホームページの運営にも時間を費やしていたり、空き部屋情報が少しずつ入れ替わっている様子が伺える場合は、おとり広告(客引き用に提示している情報、実際にはない部屋の情報)を掲載している可能性が低いと思われるので、電話やメールで連絡をしてみましょう。
■電話の応対
電話をした際の不動産会社の担当者の応対によっても、良い不動産屋か悪い不動産屋かの予測はできると思います。
電話する場合は、非常に忙しい土日などの休日は、本当に急がしてく対応がおろそかになってしまう場合もあって見極めが難しいため、注意が必要です。不動産会社への電話連絡は、可能な限り平日に行うようにしましょう。
その時、不動産会社に対して質問をいくつかしているうちに、担当者が面倒そうな応対をしたり、こちらの希望も聞かずに「とにかく一度来てください」の一点張りな回答をする場合があります。そのような不動産会社(担当者)の場合は、後々の賃貸契約時にトラブルが発生したり、気分の悪い思いをすることが多いので、最初から避けたほうが無難でしょう。
たまたま電話の受け答えに出た人が対応が悪かった、忙しかったんだとあなたが思う場合には、何度か連絡を取って判断をしてみてください。
でも、少しだけ日常を思い出してみてください。
あなたがコンビニエンスストアや、ファーストフード店、チェーン店へ行ったときに、接客マナーの良い店や悪い店は、いつ行っても(別の店員であっても)、同じようにマナーが良い(悪い)という印象を持ったことはありませんか?
店長や先輩の態度を見て、その下で働いている人も同じように行動するようになり、それがその店や会社の常識(良い意味でも悪い意味でも)になります。
■メールの応対
メールアドレスが不動産会社のホームページ(サイト)などに記載されている場合は、メールを活用して問い合わせをしてみましょう。電話対応と同様に、「一度来てください」という回答だけだったり、なかには返信さえしてくれない会社も多くありますので、それだけでも対応の雰囲気は分かるかと思います。
逆に、希望に合った条件の資料を幾つか添付した上で、「他にも情報がたくさんありますので是非一度来てください」という回答を頂けたりする場合もあります。
対応の早さや文章の丁寧さだけでも不動産会社の雰囲気(担当者の人柄)がわかります。物件情報だけでなく、メール返信文章にも是非着目してみてください。
また、メールの返信がなかった場合は、自分の送信メールも見直して、無礼がなかったのかどうかを確認しましょう。相手も人間ですから、名前や電話番号記載もなく、単純に要求事項(希望条件)だけを並べるような人に対して、真剣に対応してくれない可能性があります。
また、不動産会社側のパソコンなどによっては、ウィルスメール対策によってせっかく送ったメールが破棄されてしまうこともありえますので、ホームページなどでメールの題名(subject)が指定されている場合は、それを忠実に守るようにしましょう。