アパートやマンションなど賃貸物件を見学する際に、意外と意識しない(確認しきれない)のが防犯面からみた安全性です。
「自分は犯罪被害に遭わないだろう」 「犯罪は他人事!」 もしもあなたがそんな風に防犯の必要性を低く考えているならば、それは大きな間違いかもしれません。
私自身もかつては犯罪事件なんて他人事と思い込んでいましたし、テレビの中の話くらいに軽く考えていました。
しかし、私自身や親しい友人も、空き巣を中心とした犯罪被害にあってしまうケースが増えており、逆にそういった話を聞いても最近はさほど珍しく感じなくなってきました。
少しでも空き巣被害に遭うリスクを下げる為、賃貸物件を下見する際のポイントについてご説明します。但し、ここに記載してある内容を全て満たしていても、空き巣などの犯罪に遭う可能性はゼロではありません。入居後、ご自身による防犯対策を実施することをお勧めします。
ちなみに、ある一定の防犯基準を満たした「防犯優良マンション標準認定制度」というものが始まりました。認定された物件が今後増えてくるかと思われますので、そのような物件を探したり、その基準を参考に部屋探しをするのも良い方法だと思います。
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人の気配をリアルに演出!「留守番名人」 |
留守番でもいるかのように、決められた時間になるとタイマー付きのテレビ・ラジオなどがON・OFFし、侵入者を警戒させることができます。面倒な配線は必要なく、コンセントに差し込んで時間を設定するだけ。コードのある照明器具を差し込めば、夕方になると部屋の明かりがパッとつき「誰か帰って来た」と思わせ、不審者も寄りつけません。留守番を頼むことができない家庭の防犯におすすめです。 |
6,090円 |
■玄関
・オートロック、暗証番号式、カードキー、二重ロック(ツーロック、ダブルロック)などの
防犯性能が高い鍵か?
・覗き穴(ドアスコープ)があるか?
・チェーンは付いているか?
・玄関から室内の様子が一目で分かる間取りになっていないか?
(郵便受けの付いているタイプの場合、郵便受けから部屋が一望できないか?)
近年は、オートロックマンションであっても空き巣被害は増えています。
また、覗き穴は来客者をドアを開けずに確認する為のものですが、簡単に外から取り外すことが可能です。そこから部屋を逆に覗かれたり、特殊な工具を差し込んで施錠を開けてしまう手口もあります。
玄関からの侵入を防ぐ防犯グッズはたくさんありますので、是非お住まいになる鍵のタイプに合わせた防犯対策を是非実施してください。
■窓
・防犯ガラスかどうか?
(網入りガラスは飛散防止や防火目的の為、二重ガラスは断熱効果を目的としており、防犯効果は殆ど期待できません)
・防犯シャッターは付いているか?
・二重ロックになっているか?
・ベランダは網状(格子状)のものであるか?
(壁式のものだと死角になりやすい)
・窓の付近に高い木や電柱、配水管など、窓への侵入を容易にするものがないか?
・外から部屋の中が簡単に見えないようになっているか?
■敷地内
・建物の周りに砂利(ジャリ)が敷き詰められているか?
(歩くと必ず音がするので、空き巣が嫌がるそうです)
・敷地内に死角となる場所(植え込み、物置など)はないか?
・街灯が設置されているか?
■周辺環境
・部屋が通りに面していないか?
(空き巣が逃走しやすい為)
・周囲は見通しが良い場所か?
■その他
・昼間在宅している近隣住人が多いか?
(洗濯物や駐輪場の自転車、三輪車などからも少しは住人の様子が想像できますね)