「新しい部屋で生活をはじめても、家賃を払うのがきつくて生活が大変」
「せっかく良い条件の部屋を見つけたのに、家賃が高すぎる」
そんな場合には、下記のような方法で、少しでも家賃を安く上手に借りてみる方法を検討してみましょう。
■欠点のある住まいを探す
アパートやマンションが路線、もしくは交通量の激しい道路沿いに面していたりすると騒音が酷い為、同じ条件の物件に比べ、少し家賃が割安になっている場合があります。
■住みたい地域(沿線)を変更する
一般的に、有名な街や複数の路線への乗換えが容易な駅の周辺は、他の地域よりもアパートやマンションの家賃相場は高くなります。
特に、急行電車や快速電車が停車する駅、始発駅周辺は家賃が高めです。
多少家賃が高めであっても、利便性や通勤時間重視の方から人気(需要)があるからです。
そのような地域を避けるだけで、月々の家賃が抑えられることが多く、同じ条件の物件なら5千円〜1万円くらい家賃を下げられる可能性もあります。
電車を毎日使用して通勤しなければならない方は、各駅停車のみ停車する駅を選ぶのも良いでしょう。更に、駅からの距離が少し遠い場所でアパートやマンションを探すということも検討してみてください。
徒歩15分くらいを境に、家賃が変化することが多いので、徒歩20分程度の場所を目安に探すと良いでしょう。
ちなみに、自動車を保有している方は、特に駐車場を忘れないようにしてください。
駐車場も、アパートやマンションと同様に、アパートの敷地内の駐車場、敷地外の月極め駐車場のどちらの場合であっても駅の周辺は非常に高くなります。
私の経験では、借りる駐車場(月極め)を一つ隣の駅に変更しただけで、6千円くらい安くなった経験があります。
■マンションではなくアパートを借りる
アパートとマンションの違いではアパートとマンションの違いより、賃貸物件の構造で賃貸を選ぶべきとの話をしましたが、この賃貸物件の建設費用によっても賃貸物件の家賃は変化します。当然安く作れるアパート(木造や鉄骨造)の方が、建築コストの高いマンション(鉄筋鉄骨コンクリートや鉄筋コンクリート)よりも家賃は安くなります。同じ間取りでも、1万円くらい家賃に差があります。
■低い階層の部屋を借りる
同じ条件であれば、階が下になるほど家賃も安くなります。
1階は空き巣に狙われやすいという心配もありますが、セキュリティがしっかりしているマンションであっても、空き巣に入られてしまうケースが多いご時世なので、しっかりと防犯対策を自分で行うことが重要だと私は思います。
ちなみに、3階建てのマンションなどで、2階と1階に空き部屋があった場合、個人的には1階を借りたいなと思います。なぜなら、2階は3階の住人からの騒音だけでなく、1階の住人からの騒音にも悩まされる可能性があるからです。
■築年数5年以上の物件に絞る
同じ物件であっても、築年数が経過しているほど、家賃は安くなります。築5年を過ぎると、家賃の下げ幅も少しずつ大きくなります。
ただし、築5年程度では、新築当時の家賃から殆ど下げていない物件も多いので、築3〜5年程度の物件を借りる位なら、あえて新築か、古めの賃貸物件を検討したほうがお徳です。
■家賃交渉をしてみる
長い間、部屋を借りる人がいない場合など、大家さんにとっては収入がなくなってしまうため、家賃の値引き交渉ができることもあります。「もうこの部屋に決めよう!」と決意できた場合などには、駄目と思いつつも「あとちょっとだけ家賃が安くなれば是非契約したいんですけど・・・」と大家さん(不動産会社)に伝えてみるのも良いかもしれませんね。私もこれで駐車場1台分を無料にしてもらったことや、月々の家賃を千円安くしてもらった経験があります。たった1000円でも1年として考えれば、1万2千円、2年契約なら2万4千円です。これだけあったら豪華な食事もできちゃいますよね。
ただし、契約するかしないか明確でない段階では、値下げ交渉はあまりしないようにしましょう。いざ値下げをしてもらっておきながら「やっぱり契約をしません」と言った場合、相手はあなたに不信感を抱いてしまう可能性が高くなり、他の物件を紹介してもらうこともできないかもしれません。コミュニケーションとか信頼感って、どんな場面でも大事ですよね。