引越しの際に、どうするべきか悩むのが、近隣の方へのあいさつです。
あなたは近隣の方へ挨拶はするべきと思いますか?
最近はアパートやマンションなどで暮らしている方に聞くと、
「隣の住人の方がどんな方なのかわからない」
「顔や性別さえ知らない」
「すれ違っても会釈もしない」
といったお話を伺うことがよくあります。
しかし、ちょっとだけ考えてみてください。
もし災害や緊急事態が起きたときなど、普段から無視してやり過ごしてきた相手に助けを求められますか?
災害が起きなくても、毎日壁1枚隔てた同じ住居で過ごしているにも関わらず、すれ違っても挨拶さえしないなんて、なんだか凄く寂しいことですよね。
日本最大級の不動産情報サイトHOME'Sが運営する
安心・お得な引越し会社比較サイト
HOME'Sなら引越し料金最大50%オフ!
HOME'S引越し見積もり
あくまで個人的意見ですが、私は引越しの挨拶は必要だと考えています。
新生活をはじめる地域での近隣の方の顔が分かることで、地域のイベント活動や行事にも参加しやすくなります。
また、引越ししてきて挨拶をしてこない方に対し、「なぜ挨拶に来ないの?非常識な人(家族)だ!」と考える人も世の中にはおおくいらしゃいますので、挨拶しないことで偏見を持たれてしまうのもすごく損なことだと思うからです。
■挨拶に持っていく粗品
引越しの挨拶をして欲しいと考えている方も、別に品物を期待しているわけではなく、常識がある方なのか、どんな方なのか?ということに関心があるだけです。ですから、挨拶に持っていく品物は高価なものを準備する必要は全くありません。
粗品という名前どおり、金額としては、1軒あたり、300円〜1000円程度と考えれば問題ありません。品物はタオルや洗剤(石鹸)などが無難でしょう。
食べ物(クッキーなど)も選択肢の1つですが、なかには「初めて会った方から頂いた物は食べたくない」と考える方がいらっしゃったり、昼間不在でなかなか挨拶ができない方がいらっしゃる場合もありますので、少し考慮が必要です。
挨拶の品物は購入店で包装紙に包んで貰い、できれば「のし」を付けて頂きましょう。こうすることで見栄えもよくなりますし、なにより、相手の方にも名前を覚えて頂ける可能性が高くなります。
■挨拶はどこまでするのか?
新居がマンションなどの集合住宅の場合、基本的には両隣の部屋、上下の部屋が良いでしょう。また、管理人がいらっしゃる場合や、大家さんが同じ住宅に住まわれている場合も忘れないようにしましょう。
新居が一戸建て(一軒家)の場合、一般的には両隣と向かい側の3軒まで挨拶するのが基本です。ただし、地域にいち早く馴染むためには、回覧板の回る経路のお宅は何かと会う機会も増えますので、全て挨拶された方が良いでしょう。
■挨拶をするタイミング
特にアパートやマンションの場合、引越し作業でドタバタとしてしまいますので、引越し作業を開始するまでに「今度○○号室に引っ越してきました△△です。よろしくお願い致します。数日間引越し作業でご迷惑おかけいたします」といったあいさつができると良いでしょう。
また、引越し前に挨拶ができなかった場合は、遅くても2,3日中に挨拶を済ませましょう。
■不在の方への挨拶
何度伺っても留守という方も結構多くあります。何度も行くのは非常に面倒ですし、1週間以上経ってしまうと挨拶しにくくなってしまいます。そんな場合は、留守の方のポストや玄関のドアに、簡単な挨拶文と品物を入れておきましょう。
■一人暮らしの女性の挨拶
挨拶をすることは大切ですが、最近は非常に物騒で嫌なニュースも聞きますので、女性の一人暮らしの場合は、少し注意が必要です。
できれば、家族や友人のどなたかと一緒に挨拶をするようにされた方が良いでしょう。あなたが一人でそこに住むということを知られにくくした方が無難です。女性の方は挨拶をしないというのも選択肢として考えても良いでしょう。