光ファイバーは、ADSLとは異なり、光ファイバー回線(電話回線とは別の専用回線)を自宅へ引くことになります。光ファイバーは、ガラスまたはプラスチックでできた回線で、光信号(光の点滅)でデータの送受信を実現しています。
ADSLと比較した場合、光ファイバーは、高速(ADSLの数倍)、かつ、安定したインターネット接続環境をもたらしてくれる現在最も優れたブロードバンドサービスといえます。
NTT東日本のBフレッツを例にすると、100Mbpsという高速転送速度のサービス(戸建て向けハイパーファミリータイプ、集合住宅向けマンションタイプ)が提供されています。
また、光ファイバーの性質上、通信速度は今後も高速化される可能性を秘めています。
光ファイバーは、前述したとおり、インターネット接続を行っている場所(自宅や会社)へ光ファイバー回線を専用線として引き込む工事が必要となります。そのため、ADSLに比べ回線開通までに時間が必要な点がデメリットといえます。
また、2010年現在では、まだ接続が不可能な地域があったりする点もデメリットといえます。
更に、マンションやアパートなどでの集合住宅では、建物自体への回線導入工事が必要になる為、大家さんや不動産会社への連絡や承認も必要となり、まだ導入されていないマンションなどで対応する場合には、少し時間と労力が必要となります。
逆に、光ファイバは、ADSL(アナログ電話回線)のようにデータ損失がおきにくく、NTT基地局との距離に通信速度が依存しない点が大きなメリットです。光ファイバ回線周辺のノイズに影響されることも無い為、時間帯や状況によっては速度が大きく変化することもありません。